年末年始にかけて、私どもの会社では新入社員研修の日程が続々と決まり始めます。
(春の研修が終わってすぐ次年度のご予約をくださるクライアント様も!)
ご担当の方との話題は自然に「内定者(最近の若者たち)」になるのですが
「なかなか難しいね」とおっしゃる方が最近増えてきたように感じています。
これまで20年間、毎年新入社員を見てきました。
昔も今も変わらず彼らはとても前向きで素直です。
また、昔と比べて能力的に決して劣っているわけではありません。
むしろいろいろと「できる」方が多いと思います。
なのに「難しい」と感じるのは何故なのでしょう。
ひとつ思うのは彼らに「経験がない」「慣れていない」からかもしれません。
社会が変化し、人間関係や地域とのつながりが希薄化しています。
また学校では先生をニックネームで呼び、友達言葉で話したりしています。
長年、身についてしまったコミュニケーションのあり方を大きく変えるのは
その言葉どおり大変です。
ですが、コミュニケーションは生まれもってのものではなく「スキル」なので
訓練次第で改善されますし、上達します。
「人材」を「人財」に育てるには、工夫と努力、そしてなにより熱意が必要なのです。
「三つ子の魂百まで」と言いますが、社会人としてのスタートも同じ。
まずはしっかり彼らを見て、彼らの話を聴いて、関わっていただきますことを
心から願っております。